歯ぎしりで発生する7つの悪影響とは?歯科で出来る治療法を解説!
2019.05.30コラム
歯ぎしりがもたらす7つの危険性と歯科でできる治療について
歯ぎしりによる悪影響①:歯がすり減る
寝ている間に発生する歯ぎしりは、本人の体重かそれ以上の負担が歯にかかっていると言われています。また歯と歯が擦り合うため、噛み合わせの凹凸が徐々に失われてしまうことにも繋がるのです。
歯が擦り減っていくことで、粗食機能が低下し、正しい噛み合わせの位置もわからなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
歯ぎしりによる悪影響②:歯周病の発生
歯ぎしりによって負担がかかるのは、歯だけではありません。歯を支える歯茎や顎骨にも悪影響を及ぼし、徐々に歯茎に細菌が入り込みやすい口内環境になってしまいます。
細菌が入り込むことで、歯周病が発生する恐れがあるので、歯ぎしりには注意が必要です。
歯ぎしりによる悪影響③:知覚過敏になりやすい
歯が摩耗することで、表面にあるエナメル質の量が減ることに繋がります。エナメル質が薄くなることで、歯の内部への刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏を誘発されてしまうのです。
軽度の知覚過敏であれば、温度差を避けることで痛みを回避することができます。しかし、重度の場合は歯ブラシの毛先を当てるだけで、痛く感じることもあるので、気を付けないといけません。
歯ぎしりによる悪影響④:顎関節症の発生
歯ぎしりは下顎が前後左右に動くことで、発生します。下顎は顎関節と繋がっており、過度な負担をかけると顎関節症を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。
起きた時に、顎の痛みを感じる場合は、長期的に放置することで顎関節症に発展する可能性があります。顎関節症は、悪化すると会話や食事にも支障をきたすことがあるので注意しましょう。
歯ぎしりによる悪影響⑤:肩こりと頭痛の発生
歯ぎしりにより負担がかかると、全身の筋肉が筋緊張を起こし、肩こりや頭痛に繋がることがあります。歯ぎしりを放置しておくと、慢性的に症状が続くことがあるので、早期解決が大切です。
歯ぎしりによる悪影響⑥:歯並びが変わる
強い力で歯と歯がぶつかることで、歯が揺れ動き、歯並びが変化することがあります。不適切な歯並びになってしまうと、咀嚼機能の低下、歯周病の悪化、虫歯の発生などが考えられるので、慢性的に歯ぎしりが発生している場合は気を付ける必要があるでしょう。
歯ぎしりによる悪影響⑦:消化不良を引き起こす
歯ぎしりにより、噛み合わせに不具合が生じた場合、咀嚼機能が低下し、消化不良を引き起こす可能性があります。しっかり噛めないといった症状が続く場合は、早めに歯科医院に通うことが重要です。
歯科で出来る治療法
歯ぎしりがひどい場合、歯科で治療することができます。例えば専用のマウスピースを着用し、歯と歯の接触を防止することで、歯ぎしりによる悪影響を防止することが可能です。他にも、噛み合わせを矯正することで、歯ぎしりの発生を抑制することもできます。
歯ぎしりがひどい場合は、歯科に相談し、問題を特定するように努めましょう。
歯ぎしりが気になる場合は早めに歯科医に相談
歯ぎしりは放置するほど、体への悪影響が懸念されます。放置していると、歯の摩耗以外にも、体に負担がかかることから、日常生活も困難になってしまう恐れがあるので気を付けましょう。
歯ぎしりが気になる場合は、早めに歯科医に相談し、適切な処置を施してもらうようにすることが大切です。