矯正は医療費控除で申請できる?知っておきたい基礎知識を紹介
2019.07.30コラム
矯正は医療費控除で断然お得に!是非知っておきたい基礎知識
歯並びを綺麗に見せることができる矯正は、基本的には健康保険が適用されない自由診療となっているのが特徴です。しかし、矯正の治療費は、高額になることが多いため、医療費控除で申請できれば、お得になります。
今回は、矯正を医療費控除で申請できる方法や重要なポイントなど、知っておきたい基礎知識を紹介していくので、参考にしてみてください。
矯正で医療費控除が適用されるケース
歯の矯正で医療費控除が適用されるのは、歯並びを綺麗に整えたいといった審美目的ではないことが条件です。具体的には、どのようなケースで歯の矯正で医療費控除が適用されるのか、詳しい内容を紹介していきます。
1.診断で歯の機能に問題があるケース
大人が歯の矯正を実施する際に、医療費控除の対象とされるケースは、歯の機能に問題が生じていると診断されたケースです。歯の機能に問題があるケースとは、噛み合わせが悪いことが原因で、咀嚼に問題が認められる時などになります。
他にも、歯並びが悪いことで、発音に影響を及ぼしていると診断された際にも、歯の機能に問題があると医療費控除の対象となるのが特徴です。
基本的には、大人が矯正で医療費控除が適用されるのは「咀嚼障害」や「発音障害」と診断された時になります。
2.子供の矯正を実施するケース
基本的に、矯正で医療費控除となることが多いのは、子供の矯正を実施するケースになります。子供の矯正であれば、無条件で医療費控除の対象となるのが特徴です。
発育家庭にある時期で、歯並びの矯正は歯や顎の正しい成長を促す治療行為として必要されています。そのため、子供の矯正は医療費控除の対象となっているのです。
子供というのは、どこまでが対象となるのかは具体的には明記されておらず、一般的には中学生までが子供の矯正と認められます。
矯正で医療費控除を受ける上でのポイント
矯正の医療費を医療費控除として申請する上で、どのようなことに注意することが大切なのでしょうか。矯正で医療費控除を受ける上でのポイントを紹介していくので、参考にしてみてください。
1.医療費控除が適用されるか事前に確認しておく
子供の矯正は、基本的に無条件で医療費控除の対象になるため、適用されるか事前に確認しておく必要はありませんが、問題となるのは大人の矯正で医療費控除が適用されるのかという点です。
大人が矯正を実施する際には、医療費控除の対象となるのか、治療を受ける前に診断書を発行してもらうことができるのか担当の歯科医に確認しておく必要があります。
2.治療に関わる交通費も医療費控除の対象
矯正治療で医療費控除として申請する場合、歯医者に通う交通費も医療費控除の対象となることを把握しておくことが大切です。そのため、治療の際に利用した交通費の領収書を保管しておく必要があります。
子供の矯正の際に利用して交通費についても、医療費控除の対象となるので、領収書はしっかり確保しておきましょう。
3.ローン払いでも医療費控除の対象
矯正治療は高額になるケースが多いため、ローンを組んで支払いを行うという方も多いのが特徴です。ローン払いについても、医療費控除の対象となるため、支払い明細をしっかり確保して、申告の際の証明として残しておくことが大切になります。
矯正で医療費控除となるケースを理解してお得に治療
医療費控除の対象となるのは、子供であれば無条件で申告できますが、大人の場合は歯の機能に問題があるケースに限られます。そのため、自分の歯の矯正が医療費控除の対象となるのか、事前に把握しておくことが大切です。
また医療費控除として申請する場合は、診断書を作成してもらい、発生した医療費の領収書を保管しておく必要があります。
今回紹介した矯正で医療費控除が適用するケースや重要なポイントを参考に、お得に申告して歯を綺麗に矯正していきましょう。