歯並びが悪くなる癖
2021.02.26スタッフブログ
こんにちは!
ジェム矯正歯科の歯科衛生士 作野です⛄
今年の節分は2月2日でしたね👹!
節分といえば2月3日の認識が強すぎてスーパーに行った際にで2月2日は節分とチラシが貼ってあるのを見て、
間違えてる!?と思ってしまいました(^^;
きれいな歯並びは、唇や頬、舌の筋肉の力のバランスの調和によって得られます。
指しゃぶり、唇を噛む、舌で歯を押す、などの口から喉までの部分に対して無意識に行う癖を口腔習癖といいます。
口腔習癖があると調和が崩れ、長期間続くことで歯並びや噛み合わせ、顎の成長に悪影響を与えるだけでなく、
「噛むこと」「発音」「飲み込み」「呼吸」などの機能の発達にも影響する可能性があります。
綺麗な状態で歯が生えてきたとしても口腔習癖があることで歯並びが悪くなってしまうのです。
口腔習癖の種類によって、与える影響は異なります。
◆指しゃぶり
指しゃぶりは赤ちゃんの本能であり3歳頃まで問題ありません。
しかし、4歳半~5歳をすぎ、前歯が永久歯に生え変わるころまで、続くようであればやめさせましょう。
歯並びへの影響として、開咬(前歯がかみ合わない)、上顎前突(出っ歯)、交叉咬合(上の歯列の幅が狭くなり奥歯の咬み合わせが横にずれる)などがあります。
歯並び以外にも、発音・口元の突出・顎の発達・口呼吸などにも影響します。
◆唇を噛む、吸う(咬唇癖、吸唇壁)
下唇を噛んだり吸ったりすると上顎前突に、上唇を噛んだり吸ったりすると下顎前突(受け口)になることがあります。
発生率は比較的低いですが、上顎前突の方には下唇を咬む癖が多くみられます。
◆舌で歯を押す(舌突出癖)
口を開けて上下の前歯の間に舌を挟んだり、歯を舌で裏側から押したりする癖を、舌突出癖といいます。
飲み込むとき、正常な人は舌の先を上の前歯の少し後ろの歯肉につけて飲み込みます。
しかし、舌突出癖がある人は飲み込むときに上下の前歯の間に瞬間的に舌を押し出してしまいます。
歯並びへの影響として、開咬、側方開咬(横の歯がかみ合わない)、上顎前突、下顎前突、空隙歯列(すきっ歯)などがあります。
歯並び以外にも、発音・口元の突出・口呼吸などにも影響します。
◆口呼吸
生活環境が悪くなると、子どもの鼻疾患が増え、口呼吸が多くみられるようになりました。
口呼吸は歯並びが悪くなるだけでなく、口が常に開いていることで、口腔内が乾燥し唾液の分泌も悪くなるため、むし歯や歯周病になりやすくなります。
◆その他
頬づえ、うつぶせ寝、横向き寝、食事の際に左右どちらかで噛むことを繰り返すと、歯並びや顎の成長に悪影響を与える可能性があります。
矯正治療で歯並びがきれいなってもこのような癖があると後戻りを引き起こす原因となります。
また癖が原因で矯正治療が長引くこともございます。
当院ではこのような口腔習癖がある患者様に舌や唇のトレーニング(MFT)を行っております。
MFTについてはまたご紹介いたしますね!