子供の矯正で歯並び改善!注意したい赤ちゃんの時の癖も解説
2019.12.14コラム
子供の矯正では歯並びが改善できます。特に多い症状や状態、放置するデメリットなどについてまとめました。赤ちゃんの時に注意したい癖についてもチェックしましょう。
子供の歯並びが気になっているのなら、小さいうちに矯正治療をすることを検討してみてはいかがでしょうか。どのようなトラブルが多いのか、矯正せずに放置するとなぜ良くないのかなどについて解説します。
歯並びが悪くなるのを予防するポイントもご紹介するので、参考にしてみてください。
子供に見られる歯並びの状態
矯正が必要な状態として代表的なのは次の4種類です。
上顎前突
前歯が突き出している状態で、「出っ歯」とも呼ばれます。
遺伝が原因となるケースもありますが、上あごに比べて下あごが小さい場合にも発生しやすいです。
下顎前突
口を閉じた時に上よりも下の歯が前に出てしまう状態です。「受け口」とも呼ばれます。発音にトラブルを抱えやすい状態です。
開咬
口を閉じた際に奥歯は上下が合わさっているのに、前歯が開いたままになる状態です。噛み合わせが悪いため、食事の際に食べにくさを感じることもあります。
叢生(そうせい)
歯がいびつに生えている状態のことをいいます。
あごの広さと歯の大きさに食い違いが発生している場合に多いです。
歯並びが悪いままにするリスクとは?
代表的なデメリットを5つご紹介します。
見た目の問題
見た目が悪いだけと考える人もいますが、これが最大のデメリットでもあります。本人にとっては大きなコンプレックスにつながるケースも少なくありません。下手をすると精神面に悪影響をおよぼしてしまうのです。
咀嚼が不十分になる
噛み合わせが悪いとものをきちんと噛むことができず、大きなままで飲みこむことになってしまいます。すると胃腸などの消化器官に負担がかかったり、栄養を十分に吸収できなかったりするケースもあるのです。
噛み合わせが悪く咀嚼のバランスが悪いと顔の歪みにもつながります。
全身への悪影響
口の中の健康は子供の全身の健康状態を左右します。歯並びや噛み合わせの悪さは全身のバランスを乱してしまう原因にもなるのです。
口の中の健康を保ちにくくなる
どうしても磨いた際に磨き残しが発生しやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。更に口臭が強くなるケースも。
状態によってはうまく口を閉じられないこともありますが、このようなケースでは口の中が乾燥し、さらに口臭が悪化してしまいます。
発音しづらい
正常な口内環境に比べて発音しづらいと感じることがあります。歯が邪魔で舌の動きが制限されてしまうほか、歯の間から空気が漏れるために理想通りにしゃべれないこともあるのです。
子供が矯正の必要な歯並びになるのを予防する方法
実は子供の歯並びの悪さというのは、小さい頃の癖が大きく影響しているケースがあります。
どのようなことが悪影響を与えるのかを理解しておくと予防対策も取りやすくなるでしょう。例えば次のようなものがあります。
指をしゃぶる
子供が出っ歯になる大きな原因です。指しゃぶりさせるよりもおしゃぶりを使ったほうが影響は少ないと言われています。
タオルや布団を噛む
異常な力が歯にかかってしまうため、噛み合わせが悪くなる原因です。
爪を噛む
爪を噛んでも痛みは感じないので、強い力でかじってしまうことがあります。すると、歯並びの悪さにつながるのです。爪を伸ばさないように気をつけましょう。
くちびるをかむ
上唇を噛む場合には受け口、下唇を噛む場合は出っ歯のリスクが高くなります。
口呼吸
舌が周囲の歯に当たりやすくなり、出っ歯や開咬に影響します。
まずは気軽にカウンセリングから
今すぐに矯正治療を検討したほうが良いのかわからないと感じている方もいるのではないでしょうか。
ですが、ご紹介してきたように歯並びの悪さは健康や見た目に大きな悪影響を与えてしまいます。
今すぐ矯正治療を開始するかどうか決めかねている方も、まずはカウンセリングに足を運び、詳細な話を聞いてみるのがおすすめです。