フッ素の働きと効果
2025.06.25スタッフブログ
こんにちは。葛西ジェム矯正歯科 受付根本です。
湿気が多くじめじめしていますが、梅雨の気配を感じないくらい真夏の気候となっています☀
エアコンをつけないと快適に過ごせない日もありますので、熱中症に気を付けてお過ごしください😸
さて、今回はフッ素の働きと効果についてです。
みなさんが使用している歯磨き粉にはフッ素配合という表記はありますか?
市販のものにもフッ素が含まれている歯磨き粉がたくさんありますが、フッ素にはどんな作用があるかご存知でしょうか。
✦フッ素とは・・・
フッ素は私たちの身の回りにある元素で、魚や野菜などの食品にも含まれているミネラルの一種です。
よく口にするものでいうと緑茶や紅茶、塩や味噌にも含まれているそうです👀!!
🦷フッ素の3つの作用🦷
虫歯菌は、私たちが摂取する食べ物や飲み物の中に含まれた糖分を栄養にして、酸を作り出します。
歯の表面にあるミネラル成分は酸によって溶け出し(脱灰)、溶けた状態が続くと結果的に虫歯になってしまいます。
フッ素には、以下の作用があり虫歯の予防に効果が期待できます。
⒈エナメル質の強化
歯の表面のエナメル質にフッ素が取り込まれることで、酸に溶けにくい性質に修復され歯の質が強化されます。
2.歯菌の活動抑制
虫歯菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。
3.再石灰化の促進
歯から溶け出したミネラル成分を元に戻す再石灰化を促進し、歯を修復します。
✦効果的なフッ素の使い方
フッ素は一回にたくさん使用すればすぐに効果が得られるというものではありません。
濃度や使用量は年齢によって目安が異なります。
歯磨き粉は成分表示に濃度の記載があるので確認して使用しましょう!
~使用量の目安~
歯が生えてから2歳 量:1~2mm程度 濃度:900~1000 ppmF
3~5歳 量:5mm程度 濃度:900~1000 ppmF
6歳~成人 量:1.5cm〜2cm程度 濃度:1400~1500 ppmF
歯磨き後は10~15mlの少量の水を口に含み、1回程度すすぐことがおすすめです。
また、フッ素は少しずつ唾液と混ざり合って効果を発揮するため、歯磨きをした後も口の中に長く留めることが大切です😌💭