矯正器具と金属アレルギーについて
2025.07.30スタッフブログ
こんにちは!葛西ジェム矯正歯科 受付の大住です。
7月に入り、いよいよ夏本番ですね!
学生さんは夏休みに入り、花火大会やお祭りなど楽しい予定が増える季節ですね🎆
ただ、暑さで体調を崩しやすい時期でもあるので、皆さん水分補給をしっかりしてください🥵
さて、今回は「矯正器具と金属アレルギー」についてのお話です。
矯正治療を始めるときに「器具って金属が多いけど、アレルギーは大丈夫なの?」と不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。
実は、日本人の約10人に1人が金属アレルギーの可能性がある とも言われています。
長期間お口の中に器具が入る矯正治療では、金属アレルギーについて知っておくことが大切です。
〇 矯正器具に使われる金属とは?
矯正器具に使われている主な金属は以下の通りです👇
・ニッケル
・クロム
・コバルト
・チタン
この中でもニッケルはアレルギーを起こしやすい金属として知られています。
ワイヤーやブラケット、奥歯のバンドなど、部位によって使われている金属の種類が少しずつ違うため、アレルギーが出る場所も人それぞれです。
〇 金属アレルギーの症状ってどんなもの?
矯正器具による金属アレルギーは、お口の中やその周りにさまざまな症状が出ます。
・口内炎が繰り返しできる
・歯茎が腫れたりただれたりする
・唇や頬がかゆい、赤くなる
・まれに手や足など全身に湿疹が出ることがある
⚠「口内炎が治らない」「器具が当たるところが赤く腫れている」という場合は要注意です。
〇 金属をほとんど使わない矯正方法
近年の矯正治療では、金属アレルギーの患者様向けの対応も整ってきています。
✦マウスピース矯正(インビザラインなど)
→ 透明なプラスチック製なので金属を使いません。
✦セラミックブラケット
→ 表側矯正で見えないということで選択される方も多いですが、セラミックブラケットは金属が使われていないため、一つの選択肢になります。
〇 まとめ
矯正治療は数年にわたる長期的な治療です。
少しでも違和感や不安があるときは、矯正治療前に皮膚科や総合病院で金属パッチテストを受け、
自分がどのアレルギーを持っているのか確認しておくと安心です。
皆さんが安心して矯正治療をスタートできるよう、当院でもしっかりサポートさせていただきます😊