ストレートワイヤーシステム
2021.01.15コラム
ストレートワイヤーシステム
矯正治療のシステムはいろいろな流派があります。葛西ジェム矯正歯科では、基本的には.022プリアジャステッドブラケットシステム・ストレートワイヤーテクニック、スライディングメカニクスを選択しています。アメリカで(おそらく世界中で)最も広く使われているもので、日本でも消費が年々増えてます。シンプルな上、スマートで再現性が高いシステムです。
ストレートワイヤーシステムも使用してもオーダーメイドの治療となります。個々の症例は、唯一無二で同じ症例は一つもありません。個々の症例に応じて、微調整を行っていきます。ワイヤーを曲げる回数が少ないほどワイヤーの再現性が高く治療効果や効率(診療タイム減少より顎が痛くなりにくい)が期待できます。
ストレートワイヤーシステムの利点
今後の発展性が非常に高い。
形状記憶合金である超弾性ワイヤーを使用することにより歯にかかる最大力を弱めることができる。
チェアタイム(診療時間)の短縮→口を開いている時間が少なくてすむ。虫歯や歯周病など、歯並び以外のことにも気を 配る時間を増やすことができる。
ワイヤーに抜歯空隙閉鎖用ループ(つのみたいのもの)を立てなくてよい。
ミニスクリュー併用時にも曲げが少ない方が、ブラケットとワイヤースライドしやすく、対応しやすい。
以上のような利点があります。術者側としてはワイヤー曲げをあまり行わないことなどからストレートワイヤー法といわれますが、必要に応じて患者さん一人一人に合わせて微妙な調整を行います。
ミニスクリューの併用にも有効なシステムです。
矯正歯科医は、いろいろな流派の中から7~8年かけて場合によっては10年以上、必死に治療方法を習得しますので、一旦これと決めてしまうと、なかなか新しい方法に変えられないのが現状です。
30分~40分も口を開けているいるのは、かなり大変です。毎回の治療で口を開いてる患者さんも大変です。 これからも 最良の方法を、慎重に選択していきたいと思います。
監修葛西ジェム矯正歯科
東京都江戸川区中葛西5-41-12 AT21ビル6階 休診日 木・日・祝 提携駐車場あり 葛西駅南口1分 右上方に看板