矯正治療中のメンテナンス方法と日常での注意点について
2019.04.27コラム矯正治療中にはメンテナンスが必要なので、メンテンナンスのための正しい方法と注意点について知って、健康的な口内を保つようにしてください。 矯正治療の目的は、健康 治療のゴールは、生活の質の向上 治療目標は、きれいな歯並び
矯正治療とメンテナンスについて
矯正治療中は歯のメンテナンスとして、磨きにくい矯正装置の周りをしっかりと磨けるように、ヘッドの小さな歯ブラシを使い、丁寧にブラッシングすることが大切です。
矯正装置の周りに磨き残しがあると、矯正治療中に虫歯になる可能性もあります。
また、矯正装置は壊れやすいので、くっつきやすい食べ物、固い食べ物などにも十分注意してください。
矯正治療中のメンテナンスのやり方
歯ブラシはヘッドの小さなものを使う
矯正装置をつけていると、通常の歯ブラシでは磨き残しが出やすくなるので、小さめのヘッドの歯ブラシを使うようにしてください。
また、歯ブラシには山側と谷型の2種類があり、装置の種類によって使い分けることも大切です。
矯正装置の周りは丁寧にブラッシング
矯正装置の周りには食べ物や汚れが残りやすいので、いつもより丁寧にブラッシングをして、綺麗に保つようにしましょう。
矯正治療中には、矯正装置の上部と下部に分けて、歯ブラシに角度をつけながら軽く横に動かします。
ポイントは、矯正装置と歯の境目に、しっかりと歯ブラシの毛先が当たっていることです。
痛みが強い時の対処方法
矯正治療中のメンテナンスとして、痛みが強い時の対処方法を知っておくことも必要です。
歯が動き始めると痛みが強くなることがあるので、痛みが強くなってきたら、塩を混ぜたお湯を口に含むと痛みが和らぎます。
また、矯正装置が口内に接触して痛みがある場合は、綿を挟むと痛み軽減に役立ちます。
日常生活で気を付けたいポイント
くっつく食べ物に気をつける
ガム、キャラメル、餅など、歯にくっつきやすい食べ物は、なるべく食べないようにしてください。
歯にくっつきやすい食べ物は装置にもくっつきやすく、歯ブラシでメンテナンスしても、落としきれない場合があります。
餅などを食べる場合は、できるだけ小さく切って、食べやすい状態にして食べましょう。
固い食べ物は細かく割って食べる
煎餅やりんご、生野菜、アイスキャンディー、ナッツ類などを食べる時は、小さくしてから食べるようにしてください。
固い食べ物を噛むと、矯正装置が外れたり、壊れたりする可能性があります。
甘い食べ物はなるべく控える
矯正装置の周りには食べ物が残りやすいですが、甘い食べ物が残ると虫歯に直結するので、なるべく食べないことが大切です。
しかし、完全に甘いものを食べないというのは現実的ではないので、甘いものを食べた後は、すぐに丁寧なブラッシングをするようにしてください。
カレーライスは調整日前日にする
色の濃い食べ物全般に言えますが、特にカレーライスは、矯正装置の変色の原因になるので注意しましょう。
矯正治療に小さなゴムリングを使用する場合がありますが、ゴムリングは一度カレーライスを食べただけでも、かなり変色(黄色)してしまいます。
そのため、カレーライスなどの色の濃い食べ物は、矯正調整日前日か当日に食べるようにしてください。
矯正治療中はメンテナンスを欠かさず清潔に
矯正治療をしている時は、矯正装置の周辺に食べ物や汚れが残りやすいので、ヘッドの小さな歯ブラシを使って、丁寧なブラッシングでメンテナンスをすることが大切です。
また、食べ物にも注意が必要で、歯にくっつきやすい食べ物、硬い食べ物、甘い食べ物はなるべく控えるようにしてください。
その他、カレーライスなどの色の濃い食べ物は、矯正調整日前日に食べるようにするなど、細かなところにも気をつけましょう。