歯並びが悪くなる原因とは

歯並びが悪くなる原因は、大人の場合、日常生活の癖によるものと、親知らずや歯周病など口内のトラブルの可能性が考えられます。
そして、子供の場合は、日常生活の癖や食事の仕方などの他、遺伝が原因であることもあります。
歯並びが悪くなると、虫歯や歯周病のリスクが高まるので、歯に負担をかける癖は改善する、歯を健康に保つ、食事の仕方に気をつけるなど、予防することが大切です。

歯並びが悪くなる原因とは何か

大人の場合

大人の歯並びが悪くなる原因は、親知らずの影響と、日常生活での癖による影響、歯周病による影響の3つです。
親知らずの方向によっては他の歯に圧力がかかり、全体的に歯並びが悪くなることもあります。
また、歯を食いしばる、歯ぎしりをする、頬杖をつくなど、日常的に歯に負担をかける癖がある場合は、少しずつ歯と歯の隙間が空いていく可能性があるので、直すようにしてください。
そして、歯周病になると、歯茎自体が弱くなり痩せていくので、歯が傾きやすくなり、歯並びの悪化に繋がります。

子供の場合

子供の場合は、日常的な生活や癖が原因になる場合もありますが、遺伝が原因であることも考えられます。
まず、遺伝する可能性があることは、受け口や開咬、歯の大きさ、歯並び自体などで、ご両親の歯の並びが良くない場合は、遺伝によって子供の歯並びも悪くなる場合があります。
また、柔らかい食べ物ばかり食べている、指を吸う癖がある、哺乳瓶の長時間の使用、俯き加減での食事、口呼吸、口を開けている癖などは、子供の歯並びが悪くなる原因となります。

歯並びが悪くなることで生じるリスク

歯並びが悪くなると、歯の凹凸が増えることで十分にブラッシングできない部分が多くなり、虫歯になる可能性が高くなります。
また、十分にブラッシングができないと、虫歯だけでなく、歯周病にかかる可能性も上昇。
顎の中に歯が入りきらずに歯並びが悪くなっている場合は、若くても歯茎が下がりやすくなり、歯周病にかかったときに歯が抜けやすくなるというリスクも存在します。

予防のために日ごろから気を付けること

歯に負担をかける癖や習慣を改善する

歯に負担をかける癖や習慣を毎日続けていると、少しずつ歯並びは悪くなっていきます。
唇を噛む、口呼吸をする、後ろから舌で歯を押す、片方だけで咀嚼する、頬付けをつく、歯ぎしり、歯の食いしばりなど、歯や口元に関する癖は直すようにしてください。

歯を健康に保つ

歯周病は大人の歯並びが悪くなる大きな原因のひとつです。
歯と歯茎を健康に保つことは、歯並びを美しく保つために欠かせないので、毎日のブラッシングを欠かさず、定期的に歯科健診を受けるようにしましょう。

固い食べ物をしっかりと噛んで食べる

子供の頃に固い食べ物を噛むことは、顎の成長や口の周りの筋肉の発達に大きな影響を与えます。
また、受け口になるのは、柔らかい食べ物ばかりを食べていて、舌の位置が下がることが原因のひとつです。
なるべく小さな年齢のうちから、固い食べ物を食べさせるようにしてください。

食事の仕方に気をつける

特に子供の頃に気をつけたいことですが、猫背で下を向いて食事を摂っていると、前の歯でしか食べ物を噛まない癖がつくので、食事中は姿勢を正しくするようにしてください。

歯並びが悪くなる原因を知って予防しよう

歯並びが悪くなるのは、日常生活の中で歯をかける癖があることもひとつの原因です。
そして、大人の場合は、親知らずや歯周病などの口内トラブルによる影響、子供の場合は、食事の仕方や遺伝、顎や舌の発育などによる影響も考えられます。
歯の並びが良くないと、虫歯や歯周病を引き起こす可能性が高くなるので、悪い癖を直す、歯を健康に保つなど、予防が大切です。
ただし、既に悪くなってしまった歯並びを自力で改善することは難しいので、改善するためには歯並びの治療を行ないましょう。